KBCオーガスタゴルフトーナメント2019

 

 

 2019年9月、KBCオーガスタゴルフトーナメントが芥屋ゴルフ倶楽部にて、8月29日から9月1日までの4日間のトーナメントが行われ、比嘉一貴プロが26アンダーの大会最小スコアの記録を塗り替えました。

 

 

まだ実感がわかない表情で、主催者の九州朝日放送株式会社の和氣社長から優勝トロフィーを受け取るシーン。さらに、その表情を逃さないとKBCテレビのスタッフが真剣にカメラを覗いていました。

 

 

 東北福祉大学を卒業し、松山英樹プロが先輩で、「トーナメント中にきたLINEでのアドバイスが背中を押してくれました」とありました。しかし、冷静沈着な26アンダーはどうやって158cmの小さな巨人が出したのでしょうか。

 

 

 彼はすでに26歳の若さで家族を養っているそうです。そして、私がこの優勝の裏付けに納得したのは、練習ラウンドの時に18ホールのグリーン上をキャディーと二人で水準器(木造建築に主に使われる水平を図る建設機器)をもって図っていたと聞きました。スイングやパットの練習をしてスコアマネジメントと一般的に言われる練習方法に加え、グリーン上の起伏を自分の目でしっかり見定めた延長線上に、最終日18番ホールでのイーグルパットを沈めた比嘉一貴プロの底力と将来を有望される努力にまさる天才なし、と思いました。

 

 

2018年から優勝者への副賞として、佐賀県有田市に窯元がある15代柿右衛門作の絵皿が贈呈されることになり、今年で2回目を迎えた贈呈式には、15代柿右衛門先生が中国へ視察旅行に行かれているため、窯元の酒井田淳さんがプレゼンテーターを務められました。ちょっと嬉しそうですね。

 

 

 実際にゴルフ場で見る彼は、とても26歳の若者には見えない沈着さ。それを伺い知ると、習ったことを習った通りにプレイするのではなく、彼自身の経験から生まれてくる、こうあるべきだ、から、これでいいのだ、という短いながらもゴルフ人生の中から辿り着いたものではないかと思わせる風貌がありました。

 

 

 さらに、優勝のセレモニーでの挨拶は、人への感謝の気持ちを自分の優勝でかき消さないように、紙にきちっと一つ一つの感謝の気持ちを込めて読み上げた彼に感動しました。自分の優勝の喜びだけに流されず、常に周りの人たちから支えられていることを実感したからではないでしょうか。クラブハウスを後にするときに、後片付けをしている業者さんたちに笑顔で挨拶をされ帰って行かれた後ろ姿がとても印象的でした。

 

 

当社のゴルフ好きのメンバーたちが大会会長の青木功プロを囲んで、いつにもない満面の笑みを浮かべています。青木プロからは「スコアはどうなの?」と聞かれていたようですが。。。

 

 

                             中野 龍之